2015年07月25日

新薬候補物質 開発企業を募集…医療研機構

 政府の健康・医療戦略の中核を担う国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」は、治療が難しい心臓病などに対する新薬の候補物質について、製品化を進める製薬企業の募集を始めた。候補物質は国内の研究機関と連携し見つけた。企業が決まれば、同機構が、実用化を後押しする研究成果を企業に橋渡しする初のケースとなる。

 同機構では、製薬企業出身者約20人が、有望な薬候補を見つけた大学などの研究者らを後押しして、日本発の治療薬の開発を目指している。現時点で34件の研究を支援しており、実用化が見込めるようになった物質から製薬企業に橋渡しする。

 今回開発企業を募集する新薬候補は、国立循環器病研究センター研究所(大阪府吹田市)の岩田裕子室長と協力し発見した。心筋の異常で血液を送り出す力が弱くなる拡張型心筋症など、筋肉が異常を起こす病気の進行を抑える可能性がある。

 同機構では、筋肉の病気を発症させたマウスで症状が止まることを確認。試験管を使った実験でも、既存の薬候補より高い効果が認められ、企業への橋渡しを進めることが決まった。

 募集は8月中旬まで。製品化の計画が優れた1社を今年度中に選定する。

 同機構は、同様の橋渡しを2020年までに5件行うという目標を掲げている。
  


Posted by stnpw  at 18:07Comments(0)ライフいろいろ日々